後に繋がる負け方、繋がらない負け方

質問ですが、皆さんは次のうち、どっちが悔しいでしょうか。

  1. 後から考えても、無理だったなと思える負け方
  2. 後から考えると、ああすれば良かった、こうすれば良かったと思い浮かぶ負け方

前者だと言う人は、そう言う村を拾うためには別の方法論があるのでこの記事のやり方は向いていませんが、一歩追いつける様になるかも知れません。
後者だと言う人は、一度、以下の様に村の基本方針を考えてみると、もしかしたら悔しい思いをする村が減るかも知れません。

人狼を、どこで勝ち負けするゲームにしたいか

例えば3狼1狂村で、吊り手8の状態で初日に4-2陣形になった場合、村騙りが居なければ役職ローラーで詰みです。しかし、これに村人たちが気付かずに初手にグレーを吊って、最終日に偽占い師の真決め打ちを行い負けたとします。

この場合、もちろん真占い師よりも信用を勝ち取った偽占い師の手腕もありますが、直接的な敗因は必ず勝てる手を打たずに負けた村側の戦術ミスである……と言えてしまいます。
この村の村側は、引き算も出来ない村人と言う汚名を拝領してしまうかも知れません。

勿論これは極端な例ですが、実際の村では似たような事が頻発します。逆に言えば基本的な手順を分かっていない村人たちの中では、狼は論理正の事実に気づける村人を襲撃して混戦に持ち込む、と言う戦術をとって然るべきでしょう。

しかし、仮に人狼がこの様に戦術理解度の高低で勝敗が決まるゲームに終始するなら、人狼は同じレギュレーションでの繰り返しに耐えられるゲームにはなっていないでしょう。
(実際は、この域から脱せずに辞めるPLも見かけます。関連記事:人狼初心者と上級者は別のゲームをしている、と言う話)

村に利する発言の狼を残す事のメリット

議論の土台が出来る

単刀直入に言えば、単純に戦術論の中身が分かっていなくても、村の中での出来事で勝ち負けする事が出来る可能性が上がります。
戦術論は知っているか知らないかがかなり大きな比重を占めますので、人狼固有と言うよりはプレイヤースキルに大きく影響される要素ですから、上手く他人を使うのも大切な事です。
(勿論、自分自身での検算、検討を怠ってはいけません)

誘導行動をシバる

仮に「戦術面で村利だから村」と言う意見の村人が居れば、狼がその人からの白視を得るために村利発言をする事になります。
ですから、「戦術的におかしな前提からの吊り誘導行動」をシバリやすい、と言う事が挙げられます。当たり前ですが、戦術的におかしいと言う事に気づけなければいけませんから、村側の戦術理解度も意識して、この効果を使うかどうかを検討します。

正しい事しか言わない狼はその人から見える景色で吊る

2陣営の狼から見える景色は非常に単純です。自分と仲間以外は全員人間です。なので、自分に吊りの掛からない程度に村人や仲間を庇ったりする事が出来ます。

この場面こそ、村利を説く狼を吊り上げるタイミングです。
詳しくは、印象論からの脱出 -黒視されている村人から見る狼探し-の記事でもお話ししていますが、上で上げた様な場面を逃さず吊りきる胆力、説得の早さが必要になります。
また、狼が正しい事を言いつづけ、村を正しく白置きし続けるならば、消去法的に本人が狼になる。という事は、頭に入れておいた状態で、村利を説く人の話を聞くべきでしょう。

村において本当に反省するべきポイントとは

ここまで、「正しい事を言う狼」の利用方法と吊るコツをお話ししてきましたが、何よりも重要な事が一つあります。
村の反省をする上で最も大事な事は、何を反省するべきで、何が反省するべきでない事か、と言う切り分けです。

進行論などの知識面を学ぶのも勿論大切な事ですが、村中で納得した論理は本当に正しかったのか、言い回しや話を差し挟むタイミングは良かったのか、もっと良いやり方はあったのか……そう言う事に反省の時間を割き続けていれば、次に強者の人外を吊れる日も近づく様に、僕は思います。