占い師の動き方・立ち回り

人狼ゲームの華とも言える占い師。
今日は、主に対面人狼の初心者さんに向けた占い師の動き方についてお話ししたいと思います。

ここでの前提は、
・初回から吊りと襲撃がある
・自由占いの文化
・2陣営
とします。

長期人狼の占い師あるいは占い師騙りについては、占い師の視点から見る騙り占い師のコツを併せてご覧ください。

最初に:占い師はどう言う役職なの?

占い師の役職の説明は、だいたいこんな感じにされる事が多いです。
毎夜1人を指定して、その人が人狼かそうで無いか知ることが出来る。

これは、吊り手の限られる人狼ゲームの中で、最も強力な能力の1つです。
例えば、13人の中に3狼居た場合に、纏め役の確定白と確定占い師が1人いたとします。

  1. 確定占い師が占い能力を持っていないただの確定白だった時を仮定します。
    ランダムに吊りを決めた場合、初日は3/11の確率で狼がヒットします。襲撃が確定白の場合、2回の吊りで狼が1匹以上吊れる確率は、
    3/11 + { 1 – (3/11) } * 3/10 = 54/110 =49.1
    となります。
  2. 次に、占い師が占い能力を持っている時を仮定します。
    占いも吊りもランダムで初日白お告げ、初回襲撃は確定白だとすると、2回の吊りで狼が吊れる確率は
    3/10 + { 1 – (3/10) } * ( 3/10 + (1 – 3/10 ) * 3/9 = 47/75 = 62.7%

となります。

10%以上の開きがありますね。
この事は、霊能者ローラーの時に初回に占い師襲撃→白襲撃とされると、灰吊りよりも人外を吊れる期待値が低い事も示唆していますが、それはまた別の機会にお話ししましょう。

今回は、占い師がいかに人狼にとっての脅威であるかを、ざっくりとしたイメージで把握して貰えれば大丈夫です。

まずはCOを考えよう。

詳しくは、そのCO(カミングアウト)は必要ですか?をご参照ください。
簡単に言うと、「あなたが占い師候補である」と言う事を村に知らせるのが最初の第一歩となります。
COすれば襲撃されてしまうかも知れませんが、潜伏したまま、村に何も情報が残せないと言う状態が最も最悪なので、まずはそれを避ける事を考えましょう。

後でも繰り返しお話しする事ですが、占い師の最も重要な役割は、村の吊りに対して有益な情報を残す事です。
占い師の潜伏を選ぶのは、あなたがもっと上手くなってからでも遅くはありません。

対抗の出る真占い師の動き方

さて、この様に強力な占い師ですが、生存すればする程村側は有利ですから、当然人外は占い師騙りをして来ます。
ここで、最も大切な目的は何でしょうか。

自分が人狼を見つけて真占い師の強さを示す事?……それも1つでしょうが、人狼からもすぐに、自分が真占い師である事が分かってしまいます。この時、狩人が居なければ真占い師はすぐに死んでしまいます。
狩人から護衛を貰うため、騙り占い師から信用を取る事?……大切な事ですが、何のために護衛を貰うのでしょうか。

答えは――自陣営勝利の為に、村が吊りを有効に使える様な占い判定や、考察を残す事です。

その為に具体的にはどうして行くのがいいでしょうか。

村の議論に沿って、皆が白黒を知りたがっている占い先を選ぶ

仮に、「村からは白視されているけれど、真占い師の自分だけが分かる狼」と言うものが居るとして、その人が人狼だと分かった時に、いきなりその人を人狼だと説得するのは相当なパワーが必要です。
その間に、「人狼だけが真占い師と知っている」あなたにかける罠を構築して行くでしょう。
(最後の狼を見つければ、他の人の人間が証明される場合などは例外になります。この場合は、村は可能性を詰めて行く段階になっているでしょう。)

序盤に襲撃されそうな人は占い先に選ばない

襲撃される人と言うのはイコール自動的に確定白が証明される人、と言い換える事が出来ます。
また、基本的に人狼が脅威に感じている人が選ばれます。吊りに掛かりそうもない相手の人間判定は、あまり村の議論の役には立ちません。

白判定を持っても吊られそうな人はなるべく占わない

村によりますが、1人だけ圧倒的に寡黙で自分の白判定でも助ける事が難しいと言う相手の優先順位は下がります。
逆に、村人達が寡黙に対して占い判定での救済を目論んでいる場合は積極的に占うべきです。ここでも大切なのは、吊り選択のための占です。

村の思う真占い師像に寄り添おう

村人は、あなたが真占い師であったら、対抗と繋がっているのはこの人だ、と言う考察を残す時があります。
一方で、あなたが偽物であったら、それに騙されてはいけないと気を張っています。時には強烈な偽視をぶつけてくるかもしれません。
あなたは真占い師であり、それを見抜く事が出来ない村人達は無能の集まりに見えるかもしれませんが、偽物の都合のいい様にはさせないぞ、と言う心が目を曇らせるのです。
1.にも繋がりますが、あくまでも人狼は多数決で吊りが決まるゲームであり、吊りのイニシアチブは他の村人にあると言う事を忘れない様に立ち回りましょう。

夜時間を大切にする

真占い師がシステム的に偽占い師と違う所は、真占い師は夜時間に自分の能力をどこに使うか考え、変える事が出来ますが、狂人にはそれがなく、次の日の判定出しのタイミングではじめて結果を出す事が出来ます。
人狼は、それに加えて襲撃先を選ぶと言う思考負荷が掛かります。
夜時間こそ、たった1人の真占い師独自の視点と考察を持てるタイミングなのです。これを意識をしてプレイしましょう。
きっとそれが、あなたの占い師としての振る舞いや考察に厚みを加えてくれるはずです。

以上、簡単になりますが、
占い師の役を貰った時の考え方について最も基本的で、大切になると思われる考えをお話ししました。少しでもこれを読んだ人のお役に立てれば幸いです。

ここでは2陣営戦の話をしましたが、例えば妖狐が入っている村では、「占いでも人外を倒せる」と言う可能性が出てくるので、少し違った考え方になりますが、それはまた別の機会にお話しさせて貰う事にします。

それでは、よい人狼ライフ、占い師ライフを!