村の勝ち方と役割理論

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推理が当たっても負ける。
自分は全然答えに辿り着いていないのに仲間のお陰で勝てる。

――人狼の醍醐味ですが、どう言うメカニズムでこのような事が起こるのでしょう。もしそれを解き明かす事ができて、再現できればどんな村でも勝てる筈。この記事は、その事を考え続けたお話です。

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村の役割分担とは

村はいかにして負けるかを考えた

最初に、研究の動機という事で、自分語りになってしまいますが長期人狼の昔話をします。
人狼の役割理論について、自分の中での仮説立てと実践が終わったのがG017村でした。それからBBS全キャラ勝利を目指し神父ジムゾンで勝った後、勝ちにこだわったプレイで休止宣言するまで12勝1敗。

驕りまくって、次の村で勝ったら人狼はやめよう、と言う所まで来て参加した村は初動で捕まりあっさり負けてしまいました。それが上の1敗。
けれども、根本的なモチベ不足を感じていたので「もっと、自分自身を倒せるような村を、好敵手を増やしたい」と改めて思ったのでした。

その為に「自分が人狼の時に見出す勝ち筋をどうやって潰すか」と言う事、ひいては「村はどうやって負けを回避するか」を研究しはじめました。(同時期に長期のノーミス5人村を自分で立てて村側の練習を並行していましたが、これはまた別の機会に。)

村はいつも、ちゃんと狼を見つけている

人狼の勝ち方について、テクニックのようなものはこのブログの人狼カテゴリを読んで頂くとして、考え方として最も重要だと考えているのは2つ。

1. 村は放っておいたら狼を見つけ出す。
2. そして、1.の前提に立って「村は狼『が』意図しないと滅ばない」と言う事です。

1.は「村側は上達可能である」「村側は勝ちを目指している」と言う前提を置けば、論理的に導き出せる答えです。
仮にこの前提が間違っているとすると、皆は人狼と言う壮大な運ゲーをやっている事になります。

しかし、ご安心下さい。
この事は人狼BBSでの完全ランダムでの人狼勝率よりも実際の人狼勝率の方が低いと言う統計から、ある程度否定されています。
つまり、人狼は上達しうるゲームだ。と言うことです。(どこまで上達するかについては証明しようがない命題です。)

1.の「村は放っておいたら狼を見つけ出す」は本当に大切な概念で、様々な場面で言及される考えだと思います。

「上級者が集まった村では村が勝つ」
「こんな村で狼はしたくない」
の様な諦めの混じったフレーズを、この記事を読んでいる貴方も聞いたことがあるでしょう。
(もし無いのなら、これらのフレーズを聞く前にこの文章を読めたことはあなたにとってラッキーかもしれません。)

放っておけば村が勝つとされるのは記録からも見て取れます。
2010年、人狼BBS:F国の終わりは人狼の勝率が下がり1割程度になってしまっていました。
人狼を希望して演じようとする人が減り、結果ますます狼が勝てなくなると言う悪循環が発生。人狼が弱くなると、村側の参加者の満足度も下がる──と言う場所が出来上がっていました。

──この様な環境が、この先再び発生するのかは分かりませんし、人狼BBSの10年以上の歴史の中で、唯一編成に大幅な変更が加えられたタイミングですから、例が極端かも知れません。
しかし、この様な時期でも大きく人狼役で勝ち越しているPLはちゃんと居ました。多くの村でなぜ村側が勝っていたのかをきっちりと研究していたからだと思っています。

強い村側を相手にして、壁を突破して上級者であり続けられるか。あるいは、自分で考えるのをやめる中級者に成り下がるかの分岐点と言うのは、「放っておいたら勝つ村」に対してのカウンターを考え続けていけるかどうか、であると思っています。
なぜ村は正解できたのか、なぜ協力できたのか。当たり前の事を当たり前ではない前提で振り返り、考え続ける事が、行き止まりを回避する唯1つの道だと思います。

さて、話を戻します。
僕が12勝したどの村でも、誰かがいい視点を持っていて、いつも人狼に肉薄していました。それが正しく村に伝われば当然村が勝っていたのです。しかし、最終日の村人は要素を取りこぼしていました。
100%正しい事を言っている村人を処刑にしたり、襲撃者の話を聞かずに墓下から文句を言われるのは日常茶飯事。
その様な光景は、メイン活動を長期人狼から対面人狼に移してからも、基本的には変わっていないように感じられます。

言われてみればきっと当たり前の事の様に感じられるでしょうが、村が滅ぶのは、正しく取った要素の取捨選択を間違えるからなのです。
僕自身も、負けた村を後から振り返った時、人狼にどこにも隙がなかったと思える村はほぼありません。
(ほぼ無いだけにたくさん悔しい思いをしたと言い換えることもできますが。)

では、何故村人は取捨選択を間違えるのでしょう。
あるいは、何故強いとされるプレイヤーは間違えないのでしょうか。

見極めをしないプレイヤーとの出会い

queen(そとはね)と言う人狼プレイヤーがいます。
彼との出会いはぐた国270村の1500pt長期村で、端的に言うなら「グレーであるにも関わらず、交通整理と他人同士の解釈のみで戦う」と言うやり方を取った村人でした。
言い換えると、「人狼は推理のゲーム」と言う常識とは、一見真っ向から反するプレイングであり、その時真占い師だった僕は彼に強い興味を持ちました。

当時最も先を行く知見を持っていると感じたからで、これが2013年の新年のことです。

僕は彼と、人狼という鬼ごっこを遊ぶ友達になり、ときには意見を交換しながら、どこに彼の根っこがあるのだろうと思いログを遡りました。

その中でTHE GAMEと言う村に辿り着きqueenさんのログを読み、その答えらしきものを見つけました。

さて、荻原。
冥土の土産に教えてあげるわ。
あなたが私を理解できない理由を。

私は、そもそもこの村の人間を誰も疑っていないのよ。人狼だと結論したあなたを含めてね。
仮に荻原が確定人狼だと私の中で結論付けられたとしても、あなたの発言は私の中では常に有効であり続けるの。

(中略)
その結論は仮にあなたが人狼であっても、正しければ正しいのよ。だから私は正しいものは正しいと解釈して理解するわ。
正しいかの判断は、私自身の目であったり、ほかの人の意見であったりするわ。そうやって重ねていけば自然に結論が見えてくるの。

(中略)
あなたは相手を理解するときに殴り合いをして見極めると言うけれど、私は見極めを必要としていないの。
私は私の目から見た、この村全体という一つの組織が、誰を疑い誰を信じているか、ただそれだけを見ているのよ。

そして、この村は荻原が人狼だと言っていたの。
鳴瀬(哀)の七星へのこだわりを消去すれば、七星の田村へのこだわりを消去すれば、愛の最初に白認定した人間へのこだわりを消去すれば、佐藤の信じたいという願望を消去すれば、水上の最終考察をみてみれば、
この村は
西園寺-荻原-日辻
という像を描いているの。

(太字はluxxによる強調、一部文意を損ねない範囲で省略)

このカラクリを解き明かしたい。
僕は強くそう思いました。

「見極めをしない」の意味

僕は彼が「今のスタイルになってから1回も負けていないし死んでもいない」と豪語する(最終的に10勝1敗となる)のを横目で見ながら、「見極めをしない」が本当に意味する所を考えていました。というのも、彼は言葉とは裏腹に深い洞察により「推理」をしているように見えました。

では、彼が「見極めをしない」と自称するに足る核心はどこなのでしょうか。(聡明な方はもう分かるのでしょうが、僕はちゃんと腑に落ちていませんでした。)僕の中できちんとした消化が完了しないまま、人狼と村人で同村する事になります。

「樹氷の村」(瓜科国1073村)
現・月狼国の管理人のapricotさんから招待され、
「あなたのプレイを間近で見たい。他の参加者が誰なのか、なんの役職をあてがわれているのかは一切秘密です。」とラブコールを受けた僕は、この村の人狼として自分の鍛錬してきた技術を「盗めるもんなら盗んでみろ」と言う心持ちで参加を決めました。
その村で、当時の僕の狼の仮想敵と同村する事となります。

見極めをしないプレイの分解

queenさんの快進撃に対し、村が始まる前に立てていた仮説が3つありました。

「組織」と言う単語がキー。

人狼において「組織」という単語には目を引くものがありました。現実の組織とは違い、できる奴から居なくなる、もしくはできる奴が敵かもしれない人狼は、組織論は適用出来ない様に、直感的には感じてしまいます。

しかし、リアルな会社組織――すなわち、マネージャー(管理者)が居て、部下とされる実務者が居る。
日本でマネジメント職の方が高い給与を貰っているのは需要と供給の関係からでしょうが、実務者が(例えばサボるとか、ライバルを蹴落とす為の話を盛るとか)腐って来るとマネージャーの素養が問われることとなる。
queenさんは、村の中でマネージャーの役割を果たそうとしているのだろう。と言う着想。

村の役割は役職に縛られない

奇しくもBBSの標準編成が変わり、共有者が居なくなっていました。僕は、かつてよりも管理者の価値が上がっていると捉えていました。
実力のある実務者たちの中には、嫌いな仕事をさせられる事で萎えてしまい、離れた人も沢山いました。それぐらい、求められる事が変わっていた様に思います。

当たり前だった、襲撃されない理由

かつて人狼BBSには共有者と言う役職がいて、マネージャーの役割を果たすべきとされていました。
まとめ役に関しては別の項目で述べますが、少なくともグレーは上で引用した通り「殴り合いで相手を理解したり、要素を出し」たりする事が高評価に繋がっていました。実務者なのだから、それが当たり前の事とされていました。
よって、共有者が居た村では引用元の萩原さんも、グレーの山本メランコリー(そとはねさんの用いていたキャラ)に対して「実務者の仕事をしろ」(殴り愛で見極める姿勢を見せろ)と話していた。
彼(とその後の狼たち)は、queenさんが村の実務者の役割を果たせていない=脅威ではないと見ており、襲撃対象から外れた、言う事ではないでしょうか。

冒頭の問いに戻ります。
人の話す事には――人狼の場合は意図的なものもありますが――何らかのバイアスや無意識下での曲解が含まれます。データからの判断・結論が間違っていたとしても、持ってきたデータそのものは正しい可能性があります。もちろん、その逆もまた然りです。

この事から考えを更に進めると、「人間は推理にバイアスが掛かってしまう。よって、一人では勝ち得ない。バイアスを他人の力で矯正し、村全体として正しく組織の力を発揮し、追放と言う答えを出す。この方法で出された答えの中には、他人をどう評価するかと言う事は含まれていない」
――と言う事が、どうやら目指すもののようでした。

「しない」事で浮き出る無意識

かくして村が始まります。
この村の過程は実際に見てもらうとして、彼のプレイングは人狼から見て非常に厄介だと感じました。

1. 個々人の言いたいことを中立的立場から翻訳し(バイアスのない理解)
2. 「村の中でスポットライトが当たっている場所」を明らかにし(論点を明確にする)
3. この村の実務者たちの知恵が、どこを狼だと指し示しているか(処刑・占い先と言う手法での解決)
4. あるいは、狼を最終的に処刑するためにどこでリスクを背負うか(100点ではなく最終的な勝利を目指す)

この4点が、元々実務能力の高い実力者が集まる村において、非常に有効に作用していました。

しかし、同時にこれにはカウンターが存在すると考えました。
マネージャー、ひいては村を機能不全にする為には、管理者の取捨選択判断を狂わせる事。
或いはターゲットを村そのものとするならば、マネージャー不在の中で各個撃破するか、マネージャーがいたとしても実務者たちの拾う要素を誤ったものにすれば良いと。

つまり、突き詰めて仕舞えば当たり前のことですが、環境に対して非常に有効な勝利戦略ではありましたが、完璧ではありませんでした。
対峙する相手が、リソースをどこに割くかを読み、対策を打ち続ければ抑えられると踏みました。

僕は一度彼に権力を集めた後に襲撃し、その立場を乗っ取ると言う戦略を取りました。そして、仲間との連携プレーもあり人狼陣営は勝利しました。
とは言え、彼のマネージャーとしての機能が生きたまま村を泳ぐことは当時の僕の力量だと難しかったでしょう。
あるいは、村の中から彼の代わりを成す人物が現れたとしたら、ほぼ10:0で勝てる見込みが恐らく6:4ぐらいまで下がっていたと振り返っています。

村の役割理論を構築する

さて、ここまで「村には勝ちを目指すための役割があり、それが機能すれば勝つ」
(人狼はそこを破壊すれば勝つ)と言う話をしてきました。
ここからは、村の持つ役割それぞれについて、もう少し掘り下げて考え、話しておこうと思います。

方針を考える役割

「論点は何か」を考える(※決める、ではない事に注意)役割。
何の為に、どの様な議論をするのかを検討します。
例えば、「占い師と霊能者が誰か明らかにして、グレーについて議論を進め、その中で狼かどうか意見の同意が取れない人の中から追放対象を決めましょう」など。

村を「見る」役割

議論には前提と目的が必要ですが、そのうち、根拠となる前提を提示する役割の片割れだと捉えてほしいです。
仕事は、問題提起をする事。
単体の挙動を観察するだけではなく、スポットの当たっていない場所を精査しに行く、なども含まれます。

村から「見られる」役割

例えば議論が停滞した時に、何か人の目を引く事をしたり、潜伏共有者ならば敢えて処刑される位置に立って、他者の疑い方を引き出したりする。
他人から庇護されること(弱さを武器にする事)に対して嫌悪感を抱く方も多いですが、「判断される人」の存在なしに「判断する人」と言うのは存在出来ないので、本来は村の構造的に貢献度に優劣はありません。
例え初日処刑者であろうと非常に重要な役割です。

いわゆる「白くなる」とは似て非なる概念である事に気を付けてください。
自分が白くなる為に多数の村人を踏み台にする様なプレイヤーは下手です。言い換えれば、村人の価値は同じなので、本人1人の生存の為に2人処刑する事になった、と言った場合は役割を果たせていないと考えていきましょう。

白く説得力があるプレイヤーの中に、上手さという意味で偽物が紛れ込んでいます。その様なプレイヤーは自分の勝率が低い事を他人のせいにしがちですから、研究の際はよく事実を観察する事です。

要素を「検討する」役割

村に落とされた前提から推論を広げる役割。
構築が薄い段階で村に共有を試みると、その過程で揉み消されたり対策を練る時間を敵陣営に与えてしまいます。
かと言って、構築が遅いと場の流れにそぐわない、タイムリーさに欠く意見になります。

意思決定/判断をする役割

この項目の扱いが勘所となると思います。
自陣営が勝つ為に、最終的な決定権を自陣営が握る事は必須事項ではある。かと言って、これの奪い合いの為に実務者が検討出来ないと言う状況はあってはなりません。

自分の持っている役職に関わらず、今村でどの役割が不足しているかを考えて立ち回る事が自陣営の勝利へと繋がる。また、襲撃と追放によって、それまである役割を果たしていた人が消えるなど、状況は刻一刻と変わります。

例えそれがやりたくない事であっても、やらなければ村は負けるのです。
多くの村で、今自分は何の役割を果たすべきかを考える事は役に立ちます。また、人狼が勝った村での振り返りをする際は、人狼が村の中のどの役割を乗っ取ろうとしたのかと言う視点が役に立つと思います。

村の役割理論の実践

考え方としては以下です。

まず、役割につける能力を鍛えていきます。
例えば見る役割です。
白い位置から疑われずにいれば、吊りをどの様に避けるかを考えずに済むので、その分の力を推理に割く事ができます。
ですから、個人勝率を上げる戦略として「常に自分が白くなる」と言うのは有用です。
しかし、皆から見て白いだけの人は判断されませんし、皆が判断位置に立とうとして見られに行く行動が出来なければ、村という組織は役割を奪い合い自滅するのです。そして、その様な村は狼の格好の餌食です。
この時に、動きを変えられるかどうかが大切です。

例えば初手霊吊りかグレー吊りかだけで時間を食いつぶした村や、要素の解釈だけでなく取り方の根本から全否定しあう着地点が見えない議論が生まれた時に。
「間違ったことを言う相手が自分の言う通りにしていれば。」と、具体的でなく思ったとしたら黄色信号です。

村を変えられるのは自分自身だけです。

特に他人のリソースを奪って話す対面人狼や音声人狼では、白くなれる人は、「今ここでアピールをする必要があるか」と言う視点で立ち回りを考える必要があります。具体的には発言数を減らします。
逆に、疑われる人は、まずはアウトプットの量を増やすべきです。「喋っても疑われてしまう」と言う人は、役割の話を思い出して下さい。

結果的にあなた1人が疑われても、あなたの事を考えた他の2人の村人の潔白を証明できるチャンスが出来ます。
これこそが、「見られる」役割を果たすと言う事です。

「何故か吊られても勝つ人」と言うのは存在します。
それは、自分が疑われても村全体から1手の吊りミス以上のものを引き出せる人であり、目立たないながらも村にとって必要な人材なのです。

村の役割理論を検証してみた

他人の配置を考えてみた

月華の村(月狼国182村)と言う、僕が企画した「プロデュース村」では、全ての参加者を完全に招待し、半年間掛けて構成、配役を練りました。

村や狼の役割、特に「先に死ぬ人の考察が、後の人の為に生きる」と言う事、他人の力をうまく借りる事――と言う事を個人的なテーマとして配役を決めました。

この村の人狼陣営は皆7割-6割程度の高勝率PLです。
その上で、村側もロジックタイプの人から感情豊かな人まで合わせた上で、前提のすり合わせが必要な…そう言う村になる様に仕組んでいきました。

村は、狩人を初日の吊り対象にあげてしまい回避を生みますが、村から外れかけていたウエダ(くろあなさん)の自吊りからグッと村が勝利に向かいます。

自分の位置を黒くしてみた

自分自身が村側の役割理論を実践しようと考えたとき、2.の片割れである「村から見られる(黒視される)位置に入る」と言う経験がありませんでしたので、ここを練習しようと考えました。
元々疑われたら片っ端から吊り返していれば勝てたので、黒位置で耐える力があまり伸びなかったのです。
(そしてそれが対面人狼での自分の弱点と言う形でモロに出ています。普通の人に比べてすぐ感情的になると言う点で。

人狼物語(長期用サーバー)ぐたるてぃめっとにて、村騙りの後撤回し、自分への吊りの向け方から狼を探ると言う序盤戦術を取った事があります。
発言1000pt(1日3000字ぐらい)2狼1狂11人の長期レギュレーションにて、初日は予定通り吊り位置になった後上手く自分の白さを拾ってくれた村人達と協力し、人狼を初日確定黒にしました。
そして翌日からはライン白の判断位置として交通整理と僕個人の推理から人狼の2連追放を達成しました。

具体的にどの様な手段を取るかはこれを読んだ皆さんで考えてみて欲しいのですが、いつも襲撃されてしまう人は、自分の立ち位置を意識しながらプレイすると村の見え方も変わってくると思います。

はしがき:黒くなれない対面

最後に少しだけ対面人狼の話をします。

上の動きですが、対面だと2019年5月時点では初日完ステで疑われようとしても問答無用で初回襲撃される会があるそうです。いわゆる人物メタです。
こうなると、村の中ではなく外の影響力によって、村の中の役割を発揮してしまいます。これが面白くないのであれば、一旦そのコミュニティからは離れた方が良いでしょう。

ただ、メタられない為には、まずは自分が「メタ推理をしていません」と言う事を主張しないと、やり返されても文句は言えないのかなと思っています。
つまり、人物による利益を得ようとするなら、それによるデメリットも甘んじて享受すべきであると。

僕自身、もはや卵が先か、鶏が先か分かりませんが、やり合いでグズグズになってしまった人間関係があります。
僕はその事をとても悔やんでいますが、これを読んだ人が村の出来事、追放や襲撃をきちんと「村の構造と役割」として捉え。
特定の人に依存せずに楽しく、広く色んな人と人狼ができますよう、心からお祈りしております。

この記事を書いた人
らす ( luxx )

2007年10月より人狼ゲームをプレイ。
2010年、人狼BBS:Fにて20戦以上参加のプレイヤーの中で最高勝率を記録。
「日本で一番人狼が好きな人狼プレイヤー」として、人狼会の主催や企画なども行っています!
詳しくはプロフィールページをどうぞ。

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