村の不和を生む「共感」のズラし方

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白くならない勝ち方

白さの徒競走から降りよう

人狼ゲームが、もし白さ勝負のゲームであったなら──
どんな村でも勝てるのは、どんな村でも白く輝く事の出来る、最強のたった1人のプレイヤーだけです。
ただひたすらに村らしく、村の中で肯定的に捉えられ、ともすれば憧れられる事もあるかも知れませんが、誰しもその様になれるとは限りません。

今回ご紹介するのは、周りが真っ白だった時の戦い方の一つです。

相手の価値観を捉える

「お前のこういうところが気に入らない」と言われている場合、大抵の人はイラッとすると思います。
それを裏返せば「ここが足らないので、イイ奴なのに勿体ない」(こう言われればイラッとしませんね?)と言う事になるのですが、多くの場合、この様な言葉遣いだと、相手には前提が伝わりにくくなります。
これは実際の人間関係でもよくある事ですが、想像と実際の乖離が誤解を招きます。

しかし、逆から考えれば、「相手の省略している前提が何か」が分かれば、その人のベースとなる価値観、無意識の行動基準が見えてきます。

相手の無意識の隙間を縫う

やり方としては、意図的に前提を省略し、かつ相手が理解しにくいレベルでぶつけます。
相手は、理解に対しての負荷が上がり、「そう言う考えもあるかも知れないけど、でも会話のフラストレーションが溜まる」と言う心理状態になりやすいです。
これが、村側の黒い行動への許容値を上げ、村全体の判断力を下げます。ただしやりすぎたら進行中は荒れますので匙加減に注意しましょう

自分を含めた3点での無意識の隙間を縫う

時間が経つにつれ、他人の人物像考察が進んでいきます。
ここで言う人物像考察と言うのは、この人はこういう事に反応する、と言うことです。(長期のみならず、対面人狼も、村によって行動が変わるので必要です。)

すると「この行動はこの人には白く見られるけど、この人には黒く見られるだろうな」と言う行動が分かってくるので、自分がそのような発言をします。

結果、ある人(Aさんとします。)には庇われるが、他の人にはAさんが理解できずに黒く見え、しかも庇っているように見えると言う状態が出来上がります。
これを繰り返して黒位置2番手を維持し、ライン繋ぎによって村人を吊り、滅ぼします。対象の2人の発言力が強ければ強いほど、潰し合わせられる為、劇的な効果を発揮します。
フラットな、普通の村では「薄い」相手には通用しにくい戦術になるので、なるべく吊りか襲撃で消しましょう。

参考ログ:

F1791村一見フラフラしてるように見えるが、村長の動きは全て意図的であり、村同士の同士討ちを導いた。狼の操作が入っていないエピローグはとても盛り上がった。
樹氷の村(瓜科国1073村)ケイティの動きは、「真占い師と村人の間に割り込み、本人は真占い師を庇っている様に、真占い師や周りから見えるが、その発言を見た周りは真占い師への信用を下げる」発言の手法。初回襲撃成功へ。

今回ご紹介したテクニックは盤面操作の一つですが、意味わかんねーよって人は、ぜひぜひ
盤面操作のやり方(基礎編)の方からお読みください。

それでは皆さま、良き人狼ライフを。

(2017年7月8日、全面書き直し)

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