人狼心理にありがちな事の原因と対策

初心者狼のための気をつけるポイント集

はじめて人狼のカードを見た方は、それを見た瞬間、あるいはチャット人狼であれば赤窓を見た瞬間に、
自分自身が自分と違う何かに変わった様に、言葉ひとつ放つのにも壁を感じる事と思います。

そんな時、初心者人狼さんが躓きがちなポイントを抑えてみました。
人狼をプレイする時に、あるいは自分が推理をする時に、これを活かしていただければ幸いです。

真実に負ける人狼

自分以外の周りの灰が白く見える。

気のせいです。と言うのは冗談ですが、そう思いこむようにしましょう。
答えを知っている人狼は、他の人間の一挙手一投足が人間らしく見えてしまうものです。
しかし、実際の人狼は無実の村人たちが疑い合い、間違う事で成り立つゲームです。ですので、自分以外が全員人間に見える……なんてことは、あなたが人間であれば滅多にない事です。人間は、そのような事がもし起こったとしても無意識で「事実ではない」と拒否し、人狼を探してしまうのです。

答えを知っている、相手が白と知っていると、自分が意識せずとも表に出てしまうものです。
あなたが村側の時よりも、人狼のときは相手を探る事、或いは信じて貰う事を普段以上に意識する様に心がけましょう。

他人の、自分が黒いと言う意見を受け入れてしまう

頻出の例として、上級者の突然の「〇〇さん狼でしょー」と言うフリに「なんで!?」と答えてしまう場面があります。
村側としてのの模範解答例は、「何言ってんの?」「どう言う事?」辺りになります。何故でしょうか。

村側の場合は、理由以前に指摘そのものが間違っているため、「突然疑ってきた」事で引っかかる為です。
そこから「なぜ?」と冷静に対応できるのは人狼PLとしては冷静です。にも関わらず感情的な動きが見え、また疑ってきた相手に対する意見が伸びなければ、7割ぐらいは人狼です。完全に視点漏れの一種と言えると思います。
勿論柔らかく議論をするということも大切なのですが、訓練によって自分が狼だ、と言うことを否定できる議論へ持って行く様にしましょう。

仲間を白と言えない

人狼では「ライン切り」という名前のついた戦術があります。
人狼が人狼を疑い、投票等によって繋がりを断つという戦術です。しかし、皆様は「仲間をかばう」という意味で、特別な名前のついた戦術を聞いたことがあるでしょうか?
私はありません。これは、「人狼は味方を庇い、ともに戦う」というのが基本戦術であるという事を示していると私は考えています。

村人に仲間が見つかったらすぐに強きに流され投票を入れてしまう人狼がいます。
しかし結局の所発言力でその村人より劣っているという事なので、多くの場合ジリ貧で負けます。

人狼は、嘘をつく事が出来るゲームです。
そのせっかくの能力を活かすことがカッコいいんだ、と言う気概でぜひ臨んで欲しいと思います。

村人を「吊らなければならない敵」として認識している。

この事そのものが、村側から見ると「敵である」と言う意味で人狼要素になってきます。
しかしながら、村側でも攻撃タイプは居ます。狼を悪役として疑いながら吊る人です。
これらを見分けるにはどの様な考察が有効でしょうか?人狼であるあなたは、どんなふうに攻撃型の村人になりすますでしょうか?

例えば、疑っていた灰が潜伏狩人で確定した。──と言う場面で意味もなく敵意が残る場合は、非常に狼的だと判断されます。
何故ならば、攻撃型村人はあくまでも狼を探す手段としての姿勢で攻撃的になっています。なので、村側濃厚の相手にはその手段を行使する必要がないのです。
狼は、村の敵ではなく、敵役(かたきやく)なのだという心構えで村に臨みましょう。

疑われないように頑張る。

特に能力者騙りは「自分は騙り(=嘘をついている)だから疑われてもしょうがない。それが真実なのだから。」と言う意味で、信じられないストレスに対して余裕があります。
その上で「真に信頼負けしてはいけない」と頑張るかも知れません。ですがそれでは足らないのです。

何故なら真能力者は「自分が真だ。」と言う真実を知っているからです。そして「自分が真だから、村人が正しい推理をすれば信じて貰える。」と考えることでしょう。
その心理をトレースするのです。ここまで来てはじめて騙りは真に追いつけます。
疑われたくないではなく信じて欲しいが能力者(騙り)にとって大切な心持ちです。

感情が見えない

狼は緻密な勝ち筋を計算すればするほど、村人よりも様々なものが見えてきます。「この人は白いから吊れないだろう」「ここでこの襲撃はあり得ない」etc…
結果、手のひらの上で村人を転がしている感覚に陥ります。こうなると、まず驚きが消え、判定で黒を引いたときの喜びが消え、最後には感情の表出はゼロになります。
村がGJやおふざけで盛り上がっている時に、一人輪に入れない人狼をあなたも見たことがないでしょうか。
「理屈の上では人間だが、どうしても怖い」PLの誕生です。感情が見えず怖いと思われてしまっては、折角の弁舌も活かすことができません。

これを避けるため、詳しくは、感情偽装論にてお話をしていますので、併せてご覧ください。

村でも同じ事を喋ってると思うのに疑われてしまう。

戦績をそこそこ積んだPLですら(だからこそ、かも知れませんが)この考えに固執し修正できないまま吊られると言う光景が散見されます。
どんなに貴方が強かったとしても、一時の疑いは避けられません。
それから、人狼は村側になりきるのが目的ではなく、あくまでも最終的に誰かが吊られないための動きをするのが目的だ、と言う事を忘れないでください。貴方が失敗した場所は、本当に村側なら修正出来た箇所かも知れません。

狼や狂人が辛い

根本的な「向いてる」「向いてない」に関わってきますが、根本的すぎるが故に根深く、解決も難しいです。
「人を騙すことはいけないこと」だと親から教わってたりしませんか?「自分の狼では、他人を楽しませられないんじゃないか」と思っていませんか?
全て、思い込みです。同じ「人を騙す」でも、例えば手品やイリュージョンは人を楽しませる一方で、詐欺師は人を不幸にします。この様に過程は一見同じでも、他人に対する影響は変わってきます。
しかし、もしどうしても人を騙せないあなたが居たとすれば、それは人の心を食べる快感を覚えてしまった僕のような人間とは違った、貴重な人なのです。

全部できたらどんな狼だ?

「自分以外の誰もを狼だと告発でき、他人から黒だと告発されても受け入れず戦い、勿論仲間が疑われてもそれを庇い、村側を村の仲間としてともに村を作り上げていき、信じてもらうために、情熱を持って村人たちを説得する。ときには自分が村側の時に絶対に言わないような事も説得に使い、そんな人狼や狂人をプレイするのが楽しい。」

━━そんなの楽しいに決まってる!
それが出来ないからこの記事を読んだのに!なんてひどい記事だ!ブラウザバックする!

…………という方もいらっしゃるかもしれませんが、もう少しだけ。ね?後少しだから。
私は、別にすぐに出来なくったっていいと思うんです。

それでもこの記事を読んだ人に、少しでもそれに近づきたいと思っていただけるなら。
あなたは僕と同じ、狼の楽しさをともに追求し、勉強していく一員になるのです。一人でもその一歩を踏み出していただける、一助になれれば幸いです。