派手さなんて要らないプレイにおける練習法 -苦しんで覚える人狼講座1-

村での称賛よりも勝ちたい人の為の基本訓練法。

長期でも短期でも対面人狼でも、
人狼の上達法に関しては割と共通の点が多いと思っています。

かと言って、上手い人にどうして分かったのか、と直接聞いても中々答えが見いだせない……と苦しんでいる方も多いと思います。
今回は、「人狼ってどうやったら上手くなるの?」「今上手な人はどうやって上級者になったの?」と言う事を、自分なりの考えで書いてみたいと思います。

 

派手さなんて要らないプレイにおける練習法の理念

まずは定義です。ここで言う「上達すること」とは、
村でMVPを取ることや賞賛される事ではなく、ただひたすら結果的な勝率が向上する事、とします。

「強さとは何だ」という事を書き始めると、ブログ記事一本どころか人生をかけて追求するハメになるのでここでは言いません。

基本に忠実に、再現性のある上達を目的とし、個別の戦術論・白黒論については言及しません。
年月が経ったとしても得るものがあると思われる、普遍性の高い文章としてあれれば幸いです。

人狼が上手くなるためには?

他人の動きをよく観察すること

長期で言うならログ読み、対面人狼であればメモや観戦は大事です。
スポーツで言うなら走り込みみたいなもの。
これを怠ると脳の筋肉が付かないので、どれほど高度なテクニックを身につけたとしても使い切る能力が生まれません。

1-1:型を覚える(村全体)

答えを見た状態で、ひたすら全ログを用いて正解している黒要素、白要素を読みこむ。
或いは、観戦で「狼を疑った人」の言っている事を自分なりに咀嚼してみます。
ここで大事なのは、何故疑ったかと言う理屈はどうでもいいと言う事。考察の着眼を養うのが目的です。

1-2:型を覚える(PL)

G編成(占霊狩狂狼3)や17Aで総合で7割以上勝てる人のログをひたすら追いかけて読みます。
こちらで大事なのは、発言方法と傾向を学ぶこと。白くなるのが目的と言っていいです。
対面人狼の場合は、この人の発言は信頼を取っているな、と感じる人の真似をしてみましょう。

実戦してみる

2-1:シャドウ人狼(村側)

出来ればリアルタイム観戦で、読んでいるあるいは感染している村において、「自分ならどのような考察をするか」
もしくはさらに進んで、「自分が考察する上でどのような情報が足らないか(質問したいか)」を考える。
上の2つを「自分なりの発言」として発言出来る所まで落とし込んで考えましょう。

2-2:シャドウ人狼(狼側)

この項目では、「襲撃の意図」「村側で滅びのキーマンは誰だったか」を考えるのがメインテーマです。

個人的な意見ですが、狼が負けたログを狼視点で読むのは非効率的どころか読まないほうがマシです。
勝てなかった村は、経過はどうあれ全てどこかで失敗していると考えたほうが良いでしょう。
誘導型の狼が居れば、狼側の発言意図を読み取るのも良いでしょう。村がおわった後GMや参加者、上級者に質問をしても良いかもしれません。

実際の人狼ゲームでの発言の指針

実際に村に入った時、発言・考察の文章は何を意識しながらトレーニングしていけばいいかと言う指針です。
僕の長期の初参加村のF1400村にてフリーデル(zaggieさん)に教えて貰ったことでもあります。

教えて頂いた事を引用しつつ、自分なりの考えを混ぜながら書いていきたいと思っています。
大切なことは以下の3点で、これに対する他人からの評価を達成目標に設定するとよいでしょう。
1.発言を分かりやすく、共感してもらいやすく話す事。
2.疑問に思った事はまず自分で考えた上で質問する事。
3.特に実際の吊り占いに対しての旗色は、出来る限り明らかにしておく事。
以下、具体的に説明していきます。

発言を分かりやすく、共感してもらいやすく話す事。

これに関して、大きく分けて言い方は2種類あると考えています。

1.論文型

最初と最後に結論を持ってきます。

例:
ゲルトは黒だと思う。
なぜなら、初日の○○という発言が△△だったからだ。また、2日目でも××という発言をしているが、これは●●と言う狼の意識が現れたものに思えたし、初日の▲▲という発言と矛盾しているからね。
ま、今の所、ここを吊らない未来は見えないな。

良い点:流し読みに強く、結論が書きやすい。論理性の高い文章を書きやすい。理系の人は読み慣れている。
悪い点:「結論から考えている」様にも読め、主張が強くなりがち。

2.物語型

時系列に沿って思考を辿っていく。結論は最後のみ

例:
ゲルトが初日に○○って言った時、この人は△△なんだ?って思って気になったんだよね。だから2日目に見てたんだけど××って発言で「こいつ●●か?」って警戒してさ。確認するために初日見たらやっぱり▲▲だったからこいつ狼だと思うし、今日吊りたいよ。

良い点:時系列に沿っていて、共感性の高い話し方をし易い。頭のなかをそのまま垂れ流したような言い回しがしやすい。感情発露を取り入れやすい。
悪い点:途中で共感できなくなると最後まで共感できない。結論が頭に入って来にくいです。

──上の2つの例は、内容としては全く同じ「ゲルトを吊りたい」ですが、
相手に与える印象が変わる事がお分かり頂けるでしょうか?勿論話し方の好みと言うのは人によって違うので、村によって少しずつ変えていきましょう。

いずれの手法を取るにせよ、大切なことが2点あります。
・「○○だから××」と言う、前提→結論は崩さない。
・視覚的に、同じ結論を喋っている部分は固める。(対面人狼であれば、近いタイミングで言う。)

「何故伝わらないのか」を考えることが大切です。
前提の共有がなされていない?話の解釈され方が、物語型で喋ったつもりが、論文型で喋ったつもりに思われた?

──それとも狼だから、曲解しているのでしょうか?

疑問に思った事はまず自分で考えた上で質問する事。

自分の考えがない質問に応えるのは労力が掛かります。つまり、その分村全体の推理時間が減ると言う事です。

2-1.答えが自分の中で出ている場合

答えが出ていれば、「確認なんだけど、自分はこれをこう疑問に思ったけれど、××という事なのかな?」と聞いてみる。

2-2.答えが自分の中で出ていない場合

答えが出ていなければ、「自分はなぜ疑問に思ったのか」という点を明らかにしつつ他人に尋ねるようにしましょう。

特に実際の吊り占いに対しての旗色は、出来る限り明らかにしておく事。

吊り占いに対して「考察したって分からなかったならしょうがないじゃないか」と言う人がいます。
初日占い先や、初日占い無しでの吊り先などでよく見かけられます。

人狼ゲームに村側で参加する際は推理ゲームですが、厳密には推理ゲームではありません。
とにかく狼を吊れば勝ちなのです。

ですから、当然考察相手が狼かどうかと言う考えを言うのは大切なことです。
その中でも特に大事なのは、実際の行動に直結する吊り占いに対して意思を示すことと言えます。

長文考察や長い演説のあとに
結論:灰
等と書かれた暁には、それを聞かされた相手は、無駄な労力を使わされたとガッカリする事でしょう。

 

今回は、地道な練習法について、お話をしました。
もう少し具体的で突っ込んだ話も、そのうち。