人狼上手くなりたい人への5つの問いかけ

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僕は人狼はちゃんとやっていればどんどん勝率が上がっていくゲームだと考えています。
しかし、実際の所でそうならないのは、経験上ですが一緒に人狼をする人も成長するからだと思います。
(=だから、別のコミュニティで人狼するのは大事)

こんなブログをやっていたり人狼会の主催をやっていたりすると、
「どうやったら上手くなれますか?」と訊かれる事もあります。
(アイスブレイクとして聞いて来てるのかな?と言う人が殆どですが。)

ですので、漠然と「上手くなりたいなぁ……。」と思っている人に対して、
僕がどう言う風に伝えているかと言う所をメモとして書いておこうと思います。

手前5つは一般的な話ですが、
最後にちょっと踏み込んだ話も書いているのでお付き合いいただければ幸いです。

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「上手くなりたい」の具体的な形は?

まずは目的をクリアにします。

たまに、人狼PLの間で「あの人はうまい」「そこまででも無い」みたいな話が出てきますが、
「そもそも上手いって言うのはどう言う状態ですか?」と問いかけられた時に、しっかりとした答えを導き出せる様にしましょう。

少しだけ、今考えてみてください。

……考えましたか?

例えば、「役職の人狼が上手くなりたい」
とか、「盤面考察が上手になりたい」だとNGです。

「●●という理由があるから、○○になりたい」という形で自問自答してみましょう。

本当に上手くなる事が目的でいい?

2番めの質問がこの内容である事を予想していた人は、
読者の皆さんの中にあまり居ないかも知れませんが大切なことです。

人狼が上手くなれば人間関係も上手くいってモテる様になって人生ハッピーになると思い込んでる人、あなたの周りにいませんか?
だから下手なんだよ!

因果関係が逆で、満たされるからプレイに余裕が出来たりして信用されるんです。
恋人いる人の方がモテる理論と同じですね。

実際、とある人の「上手くなりたい」を紐解いていくと、「上手くなれば楽しいコミュニティに居場所が出来るんじゃないか」だったり、
「憧れの人の見ている景色を理解したい」だったりする事があります。

これを自分自身が勘違いしていると、本当は仲良くしたいのに他人に対して厳しい発言を村の中で繰り返して勝って雰囲気悪くしたり、
逆に、別に上手くなる必要なんてないのに無理に悩んだりしちゃう訳です。

あこがれの人は人狼じゃなくてデートにでも誘ってあげてください。いやマジで。
とは言え、このブログは「人狼の勉強机」なのであくまでも練習法という視点から述べる事とします。

再び・上手くなるの具体的な形は何でしょうか?

最初にお伝えしたいことは、「上手くなる」は、「技術習得」であるべきです。
もう少し踏み込むと「再現可能な技術習得」です。

例えば「役職人狼を上達する」という言葉の中でさえ、相反する意味がたくさん含まれています。

  • 他人から人らしいと思われる技術
  • 自身が生存する技術
  • 占い騙りで真決めうちされる技術
  • 占い騙りで、人間を仲間狼だと思わせて吊る技術

……全て異なるものです。

目標に対する成果が評価出来なければ、やりっぱなしになります。
やりっぱなしになると言う事は、その時は良くても次は弱くなってしまうかも知れません。

結果的に人狼勝利というものを得られたとしても、
どの要素が影響したのか突き詰めるべきでしょう。

そうしてはじめて、「上達した」=「技術を取得できたか」という視点で見ることが出来るのです。

具体的な手法はなんですか?

例えば自身の生存力を上げる、を推し進める事とします。
もちろんトライの結果として出てくるのは吊り回避日数、生存日数なのですが、
環境変数とも言うべき同村者のレベルは基本的にコントロールできません。

よって、具体的な目標として「1日目の残り2分までに1人以上の怪しい要素を挙げる」とか、
「1日目の残り2分までに、自分に関して、誰かから人間らしいと発言させる」などしてしまうと、
成果がある程度評価出来てしまう「気持ち」になってしまいます。

目標設定が「生存する」であれば、下記のような手法が村の中で出来たかどうか、で評価するのが良いでしょう。

    考えをわかりやすくする為、

  • どこで白黒の旗色が変わったかを発言で明示する様にする
  • 考察の引用先を明確にする
  • 発言をわかりやすくする為、

  • (ネット人狼)改行を行う
  • (対面人狼)10秒以上同じ論点について喋らない
  • 印象を良くするため、

  • (ネット人狼)ポジティブな発言を書く
  • (対面人狼)話す時に口角を上げて明るく話す

などなど。

教えてくれる人はその人でいいですか?

上記のようなことを指摘・指導してくれる人はあなたにとって大切な人です。
しかし、指導を求められる人の中にはリアルな人狼のように立ち回る輩が存在しています。

同村した時、特に負けた時の挙動に注目しておきましょう。
師匠や指導者を気取っておきながら、自分の思い通りにならないと「失望した」などの言葉を投げかける人が、
どこのコミュニティにも居るものです。
人狼のくせに「自分のこの挙動で白を取れないなんておかしい」なんて言うのが典型的なダメ発言です。

村中はともかく、
村からでた後、一人の人間として接しているにも関わらずコミュニティの中心にいる人からその様な言葉を投げかければ、
相手がどういう精神的なダメージを受けるかは、投げかけた人間はよく知っているはずです。
知っているにも関わらず投げかける人は、誰かの上に立ちたいだけの寂しい人なのです。

人狼は間違うゲームです。
間違っていたら「ごめんなさい」を言えるかどうかは、人狼を続ける上で最も重要な素質の一つです。
特に彼我の力量差が大きい場合は、そっと離れるのを強くオススメします。

限界を超える力は創造力

上で長々と話してきましたが、
基本的にこれらは「既知の手法を習得する」という視点でのやり方です。
「同じ失敗を2回繰り返さない」為、どんどん強くなるわけです。
(いわゆるPDCAと近いと思います。)

しかしながら、それだけでは同一コミュニティ内で突き抜けることは絶対に出来ません。
目標を高く設定していれば、どこかで必ず殻を破らなければならない時がやってきます。

その時に、きっと再現性のある手法を持っている事が、応用の役に立つことでしょう。

この記事を書いた人
らす ( luxx )

2007年10月より人狼ゲームをプレイ。
2010年、人狼BBS:Fにて20戦以上参加のプレイヤーの中で最高勝率を記録。
「日本で一番人狼が好きな人狼プレイヤー」として、人狼会の主催や企画なども行っています!
詳しくはプロフィールページをどうぞ。

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