霊能者(霊媒師)の動き方・立ち回り

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霊能者と占い師はどっちが強い?

突然ですが、霊能者と占い師はどちらが強いでしょうか?

村側の役職御三家と言えば、占い師、狩人(騎士)、そして霊能者ですが――

  • 占い師
    生存者の中の1人が、人狼であるかどうかが分かります。
  • 狩人
    生存者の中から1人を人狼の襲撃から守ります。
  • 霊能者
    追放者が人狼であるかどうかが分かります。

ここで村側の勝利条件を思い出してみます。
そう。全ての人狼を追放で退治する事ですね。
その為には生存中に、人狼を見つけなければなりません。

占い師や狩人は生存していた場合に詰みが見えてくる一方で、霊能者は生存敗北しうる、前者2つよりも弱い役職と言えます。
……霊能者で活躍したいのにこの記事を読んだ人は、ちょっとがっかりするかも知れませんね。
けれども大丈夫です。

霊能は人狼を追放する為の情報を得られるタイミングそのものは占い師や狩人より1手遅いです。
しかし、追放結果の答え合わせが出来ます。

この答え合わせの能力を生かす為には、
追放と言う村の推理の仮回答をどう修正していくかが鍵です。
つまり、「答えを知らない」と言う村側の特性を考え、どの様に間違えたのかを探ると言う
確定霊能者の能力に最適化された手段や考察が必要となってくるのです。

霊潜伏と初日CO、どちらを選ぶ?

そんな霊能者ですが、村にとっては確定白になり得る貴重な能力者です。
はじめて人狼をやる人が知っておいた方がいい基本的な論理の話でお話しした通り、
COや判定、襲撃などの状況要素と言うのは、様々な人がいる村の中で議論の前提を共有する為の最も簡単でありながら、最も大切な手段です。

特に、確定情報を捨てて潜伏する人には、それ相応の発言の努力とリターンが求められる事でしょう。
このブログではこうするのがベストだと言う言い回しはしませんが、分からないならとりあえずCOしておく、と言う事を責める人はきっといません。
むしろ、自分が確定村側として頼りないと思うならば、周りの助けを求めてしまいましょう。
反省は村が終わった後で。まずはその村でのベストを尽くしましょう。

確定時の動き

あなたが霊能者として確定したなら、出来る事は3つあります。
1つ目は、仲間が誰かを知っている狼のチームプレイに対抗できる確定の村側として、村の舵取りをする事。
時間管理を行い、時には自ら追放先の決定を出す覚悟を持ちましょう。
2つ目は、霊判定を他の村人と共有し、人狼がどの様な手で生き延びようとしていたのか……あるいは仲間を生かそうとしていたのかを洗い出します。
また、占い師の判定内容に騙りが含まれるならば、占い師の真贋を確実に付け、容疑者を減らすチャンスを貰えるかもしれません。
3つ目は、疑われない立ち位置を利用して、その立ち位置からしか見えない事を考え、村の為に戦う事です。

対抗の居る霊と霊能者ローラー

対抗が出た霊が、霊能者ローラーを考えるかどうか。昔から延々と話され続けて来た話題です。
これに関して、私も霊ロラはつまらない?で考えてはいますが、答えは出ていないと言うのが現状です。

ダミー抜き15人村3狼1狂の村では、追放回数が7回あります。これを「吊り手」7と呼びますが、この例の村で言うと村陣営でない人物、すなわち人外数は4です。つまり3回までならミスが許される編成と言い換えることができます。

しかし、4人での最終日を前提にすると襲撃される人が5人も居るという事とイコールです。3人前提なら6人は襲撃で死亡します。
人狼視点では、占い師、真占い師の初日の白先、COする事で確定するなら狩人(騎士)、の3人に加え2人もしくは3人襲撃する事が可能、と言えます。

あなたが人狼だったとしたら、この3人はどの様な人物を襲撃したいでしょうか?
――到底処刑候補になり得ない人物?
――推理が鋭くいつか答えに辿り着いてしまう人?
――あるいは、誰かを陥れる為に、自分とは関係のない人?

この中にもしあなたの霊能者が含まれていれば、当然襲撃されてしまいます。しかし、その事によって代わりに襲撃されない人が出てきます。
それが村にとって得か損か。それが、霊能者ローラーを是とするかを考える1つのキーです。

ライン考察と、人間吊りの時の切り替え

霊能者の判定に由来する考察が2つあります。
1つは、霊能判定が人狼であった場合。
「追放された人物が人狼である」と言う前提に基づいて、その相手に対する触れ方や、作戦を思い出してみる――通称、「ライン考察」と呼ばれるもの。
もう1つは、霊能判定が人間であった場合。

詳しくは黒視されている村人から見る狼探しでもお話ししていますが、村側が人狼だと疑い間違えてしまった相手に対しては、どの様に間違えたのか。
それは自分や仲間が生存すると言う目的のためだったのか、あるいはミスリードが故だったのか。
これらを省みる事が、霊能者と言う能力を活かす作戦になってきます。

霊能者の居ない村では、多くが強弁の狼PLに押されがちな展開になるという事実も、
霊能者の人間判定が重要な役割を持っている事を示す傍証であるしと考えられます。

終わりに

村側で華とされる占い師や狩人と比べると地味なイメージの強い霊能者ですが、
霊能者の強みを生かせば、きっと村の力になります。

例え序盤の推理に失敗しても捲土重来を期すという志を持つ──そんなプレイヤーにこそ、霊能者の能力はきっと味方してくれるはずです。

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