人狼ゲームのルールバリエーションとその特徴

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らすです。
今回は人狼ゲームのルールバリエーションとその特徴について、お話をしてみます。
雑学的に、こんなのもあるんだ〜と思ってもらってもいいですし、普段のルールで少し飽きを感じた時に、アクセントとしてルールを少し触ってみてはどうでしょうか?

オープンルールとクローズルール

オープンルールは、脱落した役職を公開するやり方で、
『ミラーズホロウの人狼』や『究極の人狼』のルールでもあります。

クローズルールは、村の終了まで基本的に役職が公開されません。
こちらが恐らくみんなが知っている普通の人狼ではないでしょうか?
2000年代からある人狼ゲームでは『タブラの狼』のみの採用になっていますが、ネット人狼は殆どクローズルールになっています。

オープンルールでは吊られると確定情報として狼/非狼だと分かりますので、騙るメリットがクローズルールに比べ薄くなります。
(『ミラーズホロウの人狼』では、役職村人が全員居なくなったら人狼の勝利、と言うルールにする事で若干のバランスを取っている様に思えます。)

投票方法

一斉投票

文字通り、カウントと同時に処刑したい人を指名します。
多くの場合、議論時間中に票をまとめておく事が有用な戦術となります。

逐次投票

順番に投票を行っていきます。投票順に関しての推理材料が増えます。
挙手制で投票理由に関して話す時間が設けられる、と言うパターンと一緒に採用されるものが多いです。

死亡時の遺言

遺言とは、処刑時に一言残してからゲーム外へ行くことです。
遺言方式が採用される村では、遺言でのCOがなされることもあります。

ネット人狼では「なし」とする方が多いでしょうか。
まとめ役による村進行がなされる場合は更新前に決定が出ますので、擬似的に遺言システムが採用されていると言えるかもしれません。
また、同じ単語なのでややこしいですが、
ネット人狼での「遺言CO」は、更新前の空白時間或いは更新前の襲撃変更に時間が十分取れないと思われる時間に発言を落とし、翌日に確認できる発言を残す事を指します。

対面人狼では、人狼HOUSEさんも遺言ありになっています。

人狼の襲撃なし

人狼BBSとその派生である人狼物語などの長期人狼では多くの場合、『襲撃を行わない』選択が可能になっています。
偽装GJとも呼びます。
タブラの人狼や多くの短期人狼などはこの選択がないため、襲撃なし=狐噛み若しくは狩人GJが確定します。

襲撃なしを採用することで、狩人GJによる詰みが起こりにくくなり、人狼による狩人騙りが比較的容易になります。

初回占い

初回占のやり方にもバリエーションがあります。

初回占あり

文字通り初日の役職確認時に占が占先を指定します。
妖狐も問答無用で溶け、初日に狼が見つかる事もあります。

初回占なし

文字通り初回の占がないまま、(多くの場合)処刑が開始されます。
情報量として少なくなる場合が多く、やや村側不利に傾く傾向にあります。

初回ランダム占い

初回占いは情報がない中で占いを選択するので、メタ的な要素が強まる危険があります。それを排除しつつ、初回溶けや黒引きの可能性を残したレギュレーションとなります。

初回白お告げ

妖狐や狼の初回占をなくし、不可抗力による脱落をなくしたパターン。
妖狐、狼以外からランダムで1名をGMが指名し、占い師は1人の判定を持って1日目を迎えます。
ランダマイザはgoogleで乱数生成と入力すると1-10までの乱数を表示してくれるので、任意の数字を入れて、GMシートの上から順番で当たった人を選択すると簡単です。

初回吊り

長期人狼は「なし」(何の情報も持たずダミーが死亡しない1日目が存在する)、
その他は「あり」(GMが死亡した状態からゲームが始まる)が採用される場合が多く見られます。
「なし」を採用する場合は、システムによるランダム性が低い状態でゲームが進みます。

狩人の連続ガード

「なし」の場合、確定霊能者や圧倒的な真占い師が居たとしても、2連続で噛めば噛み切る事が可能です。
一般的に狼有利に傾き、また確定情報が得られる可能性が下がるので、どこかを決め打っていく様な進行になる事が多いです。また、狩人の価値が相対的に下がります。

同票時の処理

処刑保留

同票時、処刑を行いません。
必然的に引き分けが発生します。

ランダム処刑

ランダムでの処刑を行います。
引き分けは発生しませんが、例えば狼妖村村の最終日など、勝ち目が無い陣営が勝敗の決定権を握る様な盤面が発生する事があります。

その他、何かあれば追加していく予定ですが、今回は人狼ゲームのレギュレーションについてまとめてみました。
それでは、良き人狼ライフを。

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